草(キレンソウ)はキク科に属する一年草で、野山に自生しています。この薬草を乾燥させて生薬となったのが「 (キレン)」です。
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は漢方では古くから「風湿を去る、筋骨を利す、血圧を降ろす」(『傷寒論雑病論』)という作用が知られており、降圧作用、抗血栓、循環機能の調節など効果の高い生薬として有名です。 |
明代に記された薬草学の専門書である李時珍の著書『本草網目』には、 に関して、「辛く苦いが、無毒である」とした上で、その効能について著書の中の「蜀人単服猪 法」(猪 は の別名)で、「肝臓、腎臓疾病、四肢麻痺、骨痛、膝の痛み、痛風などの諸疾病を治療する」としています。そして「五臓六腑の機能の活性化、育成促進、冷え性などに効果があり、効力溢れる」と記されています。 |
薬効と薬理の詳細として、「 の水浸液には血圧降下作用があるといわれている。 は高血圧、手足の麻痺、筋骨の疼痛、出きもの、肝炎などに使用され、 根はリウマチの痛み、運動の麻痺、頭痛、やけど、こしけなどに用いられる」と記されています。 |
また古典的な薬草書である『神農本草経』には に関して、「痺を去り、熱を除き、永らく服用すると身が軽くなり、老いに耐えられる」という言葉があり、風を治すには を用いるとあります。 |
それほど古くから、 は風痺、つまり中風(脳卒中)による機能麻痺、後遺症に用いられており、中風の妙薬が登場するもととなったのです。 |
| 以上のような作用。薬理、薬効を西洋医学的にまとめてみますと、次のようになります。 |
@免疫増進作用・脾臓重量、血清抗体増強、液体性免疫の低減を抑制。
A降圧、血管拡張作用・毛細血管を拡張させ、外部刺激による血管の収縮反応を防止。
B血栓形成、血流回復作用・血栓形成の抑制作用は高く、同時に血液の回復作用も働く。
C抗ウィルス作用・単純疱疹ウィルスに対する抑制効果が維持できる。 |