黄蓍(オウギ) 中国の東北部、華北地方、朝鮮半島などに分布するマメ科の多年草。成分にはイソフラボノオドのホルモノネチン、トリテルペンサボニンのアストウガロサイドのほか、コリン、ベタンなどが含まれている。効能は利尿、強壮、降圧、抹消血管拡張、抗アレルギー作用がある。近年、黄蓍の降圧作用のある成分として、r-aminobutyrica acid(GABA)が注目されている。『神農本草経』には上品(上薬)として記載されており、人参と同様に元気をつける代表的な補気薬として有名である。
川(センキュウ) 中国原産のセリ科の多年草。本来は『神農本草経』にある(キュウキュウ)と称したが、四川省産のものが有名であったため川の名が一般的になった。成分にはクニデライド、リブスチライド、ブチルクタライドなどが含まれている。効能として鎮痛、鎮静、降圧、血管拡張作用が認められている。漢方では川は 当帰とともに「血中の気薬」として有名で、活血作用と行気作用があり、血に よる痛みや関節痛、四肢の麻痺やしびれなどに用いられる。